一度は訪れたいと思っていた天売島にようやく初上陸できました。写真家の寺沢氏が操縦する小舟ケイマフリ号や漁船による海鳥観察を中心とした、3泊4日の探鳥ツアーに参加しました。初の海鳥三昧がスタートします。
先ずは、絶滅危惧種ⅠA類のオロロン鳥(ウミガラス)からリポートします。



数十年前には8千羽が飛来したそうですが、2002年には13羽まで激変したことから環境省が保護に乗り出しました。「デコイ」と呼ばれる鳥の模型と鳴き声を出すスピーカーを設置し、安全である場所をアピールして誘導に力を入れてきた結果、なんと今年100羽を数えるまで復活したそうです。





ウミガラスは「カラス」という名前から想起される黒さといかつさは微塵もなく、白黒ツートン模様で目の後方に伸びた黒線もチャーミングな大変可愛い眼をした海鳥でした。
天候に恵まれたせいでしょうか或いはガイドの皆さんの腕が良いせいでしょうか、お陰様で何度も観察できてラッキーでした。海上からの観察は波の影響をもろに受けて容易ではありませんでしたが、幸いなことに船酔いもせず大変楽しいひと時なりました。
(2022/06/17-18撮影)
19年前、私も天売島に行きました。
その時も「デコイ」を設置し、保護活動をしていました。
私が行った時は、十数羽でしたが、100羽まで復活したとは驚きです!
何度も観察できて、良かったですね。
現在の人口は250人ほどらしいので、19年前より更に寂れてしまったのではないかと思われます。ただ、人と野鳥エリアがきれいに棲み分けされているのと、キツネ等の捕食者が居ないので鳥が棲むにはもってこいの場所ですね。
今後も増えてウミガラスがもっと棲みやすい島になって欲しいですね。