初日ではまともに出会えなかったクロツラヘラサギ、九州探鳥で3番目に見たかった鳥になります。
ヘラサギとは異なり、顔の部分が黒く、目の下辺に黄色の模様があってチャーミングです。そして、成長するにしたがって嘴が黒くシワが増えてくるようです。大きさ的にはチュウサギクラスですが、サギたちと比べて首が太いので、どっしりとした風格に見えます。


この個体は人なれしているせいか、近づいてもあまり逃げません。結構、人の往来がありましたが、動じずに佇んでいました。


続いてやってきたのがヘラサギです。初日とは異なり、随分近くまで寄ってきてくれました。

調べて見ると、クロツラヘラサギの幼鳥は嘴が黄色で成鳥になると黒くなり、一方のヘラサギは成鳥になると嘴の先が黄色になるそうです。写真ではわかり難いですが、ヘラサギの方が若干大きめでした。


農耕地の中を観察していると、ちょこまかと動き回る数羽の鳥を発見、主に西日本の農耕地に冬鳥・旅鳥として少数が飛来するムネアカタヒバリです。
名前のとおり、タヒバリより胸が赤みを帯びているのと、背のまだら模様がはっきりしているのが特徴です。本種も、見たかった鳥のひとつだったので暫く追っかけたのですが、姿が農耕地に溶け込んでなかなかしっかりとした写真が撮れませんでした。


最後に、佐賀県の鳥で有名なカササギです。
近年では、都市化が進んだり電柱に巣をつくるので電線に近いような危険な場所の巣を除去したりなど、佐賀県では数が減ってきていると地元のバーダーの方からお聞きしました。これまた初めて見ましたが、きれいなブルーの羽が魅了されます。カラス科のなかでも非常に高い知能を持っているそうです。お目当ての鳥達にあえて満足して当地を後にしました。

(2023/2/1撮影)

今津干潟 partⅡ  / クロツラヘラサギほか” に対して4件のコメントがあります。

  1. akka より:

    ところ変われば、野鳥も変わりますね(^^)
    個性的な鳥の写真、見ていて楽しいです。
    「クロツラヘラサギ!?こんな鳥いるんだ!面白い!」と息子も喜んでいました。

  2. ふーさん より:

    ありがとうございます!いやはや、九州は魅力的な探鳥地が多くてとても羨ましい環境でした。

    ヘラサギたちも個体によって性格が違うようで、人が近づくとすぐに逃げる個体もいれば、今回のようにどっしりと構えている個体もいて面白いですね。

    旅は続きますので、なるべく関東では見れない鳥を中心にご紹介していきますネ!※そのうち、翼竜みたいなのも投稿します(⁠^⁠^⁠)

  3. とりじい より:

     昨日(26日)聞いたのですが、葛西臨海公園にクロツラヘラサギが来ているとのこと。
    詳細はわかりませんが、見られるのは4月初旬~中旬くらいのようです。
    「東アジアにのみ生息する世界的な絶滅危惧種で、全世界の個体数は保全活動により増加しており約4,900羽。主な越冬地は台湾、香港、ベトナム、中国南部、日本などで、日本では主に九州以南で越冬し、近年は毎年約500羽が越冬している。(日本野鳥の会)」 ですって。
    このツラ、ちょっと見に行きたくなりませんか。

    1. ふーさん より:

      葛西臨海公園でも見れるんですね。ぜひ見てみたいです。

      ちなみに、クロツラを見たいと思ったのは、昨年のバードフェスにTeam SPOONという団体が出展されていて、そのスタッフの方から熱心に説明を受けて興味を持ったのが切っ掛けでした。

      葛西では短い期間のようですし、見れたらラッキーですね^⁠_⁠^

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