トリコママさんより、ヒナが誕生しているとの情報をご共有いただき、早速見に行ってきました。
飼育観察棟の中ほどに立派な人口巣塔があるにも関わらず、電柱上の巣台に営巣してくれたお陰で大変見易い場所となっています。


2017年4月19日生まれのヤマト♂は、野田生まれの7歳、2022年6月5日生まれのひなた♀は、栃木県小山市生まれでもうすぐ2歳になります。

親鳥たちは目の届く範囲で採餌し、巣に戻って雛たちに給餌しています。遠くまで餌を探しに行かずとも、この地区は餌が豊富なようです。生まれてから約1か月経過していることもあり、結構大きくなっています。


ヤマトがひなたのもとに飛んできて、お互いに「カタカタカタ」とクラッタリングしています。コウノトリ成鳥は鳴かないので、クラッタリングでコミュニケーションをとります。しかし、渡良瀬と違い至近距離で見れてびっくりです。巣台の下は道路になっていますが、普通に犬の散歩をしていたり車が通ったりしていますので、人慣れしている様子です。さすが、ふるさとだけあってヤマトくんは堂々としていますね。

雛たちは4月27日に誕生したようです。巣立ち(平均70日程度)まであと1か月以上ありますので、大きな鳥が好きな方はぜひ一度見に行かれてはいかがでしょうか。ここは行くまでは不便な場所ですが、ホトトギスやキジが鳴き、サシバが飛ぶ素晴らしい環境なので散歩にもGoodです。

※観察・撮影の場合は、決められた場所以外は禁止なので、現地にあるチラシをご参照ください。
(2024年5月23日撮影)