
キビタキ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、シジュウカラ、メジロ、コジュケイがさえずる賑やかな森のなか、なにやら長い尾羽のシルエットが遠くの暗い樹木の間を飛んでいるのが視界にはいりました。「ん?」と逆光のなかを凝視していると、「月日星ホイホイホイ」と懐かしい鳴き声が!なんと、サンコウチョウに出会えました。
これはチャンスとカメラを取りに帰り探すこと1時間弱。声はすれど姿は見せない状態が続きましたが、一瞬近い距離で観察することができました。しかし、同じ場所に止まらず黒いリボンのような尾羽をヒラヒラさせながら、枝の間をするすると移動するので簡単にファインダーに収めることができません。ピンボケを連発する中、かろうじて1枚だけ証拠写真が撮れました。
本当はずっと観察をしていたかったのですが、用事があったため涙を呑んで探鳥を終えました。いやはや、とても嬉しい一日となりました。
(撮影日:2025年5月5日)