6月下旬から7月上旬にかけて北海道を旅行してきました。旅の軌跡とともに、出会えた鳥たちをご紹介していきます。先ずは、往路で立ち寄った新潟県の松之山です。


- 小雨が降りしきる中、民家の屋根で羽根を広げてじっとしていたサシバ。
- チゴモズのオスが、何度か顔を出してくれました。メスは抱卵中なのか現れず。
梅雨によりシトシトと雨が降り続けていた松之山では、たまに雨が止むときを狙って行う短い探鳥となりました。ブッポウソウは抱卵中なのか再会を果たせず、かろうじて「キョロロ」とアカショウビンの鳴き声だけを確認し、松之山らしさを感じました。
新潟港からフェーリーに乗船し、苫小牧東港に着きました。草原では、ノビタキ、ノゴマ、シマセンニュウ、オオジシギなどが賑やかに鳴き交わすなか、草原すれすれにチュウヒがひらひらと飛行していました。



- 「チョービー、チョービー…」と鳴きながらでディスプレイ飛行するオオジシギ。
- 電柱にとまって止まっていた1羽のもとに近寄り、電線に止まったオス?
- 「ズビャークズビャーク」とけたたましい鳴き声とともに、廃タイヤの上で縄張り宣言。
オオジシギは、オーストラリアから2~4週間かけて日本に渡ってきます。そして、主に北海道で繁殖しますので、旅先の高原・湿原などでよく見かけます。全長は約30cmで翼開長は50~55cmと、よく見るタシギより少し大きいくらいのサイズです。繁殖期のオスのディスプレイ飛行が観察の楽しみの一つです。
帯広は何か所か探鳥スポットがありますが、旅の途中で十分な時間も確保できず十勝川公園だけ散策しました。30℃を超える暑さですが、さすが北海道、関東のような蒸し暑さは感じませんでした。とは言え、この時期の探鳥は、長く続けられないですね~ (^_^;)


- キジバトかと思って何気に確認したところ、アオバトでした。
- 給餌にやってきたコアカゲラのオス。巣から2mくらいのところで撮影している人がいて、マナーの悪さにがっかりしました。
(撮影日:2025年6月23-27日)