冬羽のシギチは全体的に灰褐色〜白っぽくて判別が難しく、また鮮やかな夏羽と比べると大変地味なので、どれも同じように見えてつまらないという意見も耳にします。しかし、地味な中に潜む違いがわかると、観察の楽しみが一気に広がります。この時期の稲敷に惹かれるのも、「ただ見る」から「見抜く」と視点を変えて観察するワクワク感が味わえることも理由の一つだと考えています。

上記は、同じ位置に三種が並んでいるところですが、大きさの違いが分かりますね。
16~22cm ハマシギ
17~20cm ウズラシギ
27~30cm オオハシシギ
約2週間ぶりに訪れましたが、前回はいなかったオオハシシギに会えました。昨年とほぼ同じ畑に居たので、おそらく同じ個体のように思います。
野鳥の渡来地・越冬地の忠実性のことを、site fidelity(サイト・フィデリティ)と言うそうです。身近なところでは、ツバメが代表例ですね。以下、ちょっとだけですが、オオハシシギの動画です。
(おまけ)上空を通過していくミサゴ

(撮影日:2025年10月17日)


