新年も明けた1月2日、娘家族と「ららぽーと柏の葉」に出かけた時のことです。
昼食を終え、2 階の子供用の遊技場でくつろいでいました。プリン型の小さな滑り台には幼児たちが群がり、1歳半の孫は近づけません。2台ある動物型のベンチを仕方なく乗り換えて楽しんでいました。
中央には半円状の中庭があり、数本の樹木が葉を落として寒そうです。「チー」と一声。メジロかな、と探すと同時に一羽が飛び立ちました。一直線にこちらに向かってきます。目で追いかけること1 秒、あっという間もなく、なんとガラスの壁に激突!
コツンと音をたて私の前5~6m先に垂直落下です。すぐに近寄り助けようとしましたが、無意識なのか1mほど飛んだあとすぐに意識不明で動かなくなりました。
こちらは驚いたのと、どうしたら良いのかで呆然状態です。まずはメジロをすくい上げ、手の平に乗せて被っていた毛糸の帽子を上からおおいました。気が付くまでしばらく様子をみることにしました。
メジロを手の平に乗せたまま買い物に付き合い、店内をブラブラすること20分ほど。メジロがかすかに足を動かし始めました。意識回復です!!。徐々に動きがはっきりと強くなってきました。帽子でおおっているので姿はみえませんが、かなり元気になってきたようです。「もう大丈夫だろう」と家族と相談し、裏手の公園で放すことにしました。中庭とは違い広々とした公園でのお別れです。せつないお別れの「バイバイ」を想定していたのですが、おおっていた帽子を外すと、メジロは手の平と親指の隙間をするりと抜け、またもやあっという間もなく一直線に飛び立っていきました。せわしないヤツです。手の平に乗ったメジロはとても小さく、とてもとても華奢な可愛い生き物でした。
最後に、手の平には黒々と盛り上がったフンが残っていたのです。新年早々、運のついたお話でした 。