「ギリリッ、ギリリッ」と聞きなれない鳴き声の方向に目をやると、林縁部と道の間に小さな小鳥がいました。昨年、Rockybirdさんにお聞きしておりましたが、オジロビタキのようです。なんと抜けずにずっと居たんですねぇ。初めてみましたが、かなり地味な色なので、鳴いていなかったら周囲に溶け込んで気づかなかったと思います。写真で見ると、下嘴が淡黄褐色なのでニシオジロビタキという可能性もないでしょうか。ネットを検索するとこんな比較表がありました。
オジロビタキ | 二シオジロビタキ | |
1.下嘴 | 黒 | 淡色(ヤマブキ色) |
2.腰と上尾筒の境界 | 明瞭 | 不明瞭 |
3.羽色 | 灰色 | 褐色 |
まず、下嘴は黒くなく淡色(肉色味)、腰と上尾筒の境界は幾分不明瞭でまだら模様もあり、羽色も灰色というよりは褐色に近いので、これだけ見るとニシオジロビタキとなるのでしょう。でも、オジロビタキの若でも同様の個体があるようです。それでは、さらに識別が確実と言われている鳴き声はどうでしょうか。日本野鳥の会のYouTubeを聞き比べてみると…
記憶を頼りに確認すると、オジロビタキのようにトリル音が速くなく「ギリリッ」というのがはっきりと聞き取れたので、ニシオジロビタキの鳴声のようです。ということで、オジロビタキの若の可能性を残しつつも、ニシオジロビタキということにさせていただきます。識別が難しいですねぇ・・
もし何か気になる点がありましたらコメントをお寄せください!
(2024年3月5日撮影)
ふーさんさん、ニシオジロビタキをバッチリ、綺麗に撮られましたね。この鳥がこのフィールドで無事越冬した証でもありますね。
昨年12月、ふーさんさんにお話しした際には、「実はここにニシオジロビタキが出ているとの情報があり、ここで撮られた写真も見た」とお話ししました。
今回ご自身で撮影された写真と併せ鳴き声の外部データを基に、この鳥は、オジロビタキ若の可能性もあるものの、ニシオジロビタキであると同定されたのはお見事!と申し上げたいと思っています。
写真と共に素敵な記事をありがとうございました。
あっすみません、記憶違いでした!
オジロビタキと聞いたのはkyonkyonさんからでした^^;
エサが豊富で天敵も少なく、うまく越冬できたんでしょうね。日本へは雌や若の飛来が多いらしいですが、やはり一度は喉下が橙色の成鳥♂を見てみたいですね☺️