埼玉在住の野鳥に詳しい知人の案内で渡良瀬遊水地に行ってきました。
昨年は野焼きの日で遊水地の中に入れなかったのでリベンジです😉
この日は暖かく、風も穏やかで鳥見日和でした♪
お天気の良い日は、この辺りは午後から北関東特有の強風が吹くのが常らしいので、冬場の探鳥は午前中が良いそうですよ。
車で移動しながら、ポイントを案内していただきました。
広い葦原を望む土手の上から眺めていると、ちょっとの間に猛禽類が次々に現れました。
遠いので、カメラでは追えませんでしたが、ハイタカ、ノスリ、トビが旋回し、葦原の中の高木には大きなミサゴがカッコよくとまっていました✨✨(この写真で木に止まっているのはツグミです)
ここでは、猛禽の他に、コウノトリが飛んでくれましたよ。広い原野で悠々と飛ぶコウノトリ素晴らしかったです❣️
この日の猛禽類はフルコースに近く、チュウヒが葦原の低いところを何度も飛び交います。ここ、渡良瀬では、夕方のチュウヒのねぐら入りが有名だそうで、お昼頃からスタンバイするカメラマンさんがいました。
極め付けは、ハイイロチュウヒ2羽の出現!2羽が一緒に飛翔するのは珍しいことだそうです。
谷中湖の構造物の上に佇むコウノトリ
小鳥類も至る所で飛び交っていました。
多くのギャラリーのお目当ては、ベニマシコ。
アキニレの実が好物だそうで、見ているとやって来ました❣️
1年越の初対面〜
一心に実を啄む様子は本当に可愛いかったです。
カモ類は普段より少なかったらしいのですが、お馴染みのものに加え、珍しいものも観られました。
ミコアイサ、ヨシガモがたくさん。ミコアイサは遠くて写真は撮れませんでしたが、やっと会えた白黒パンダ顔。スコープで観て感動しました(^^)
ヨシガモは近くで観ました。ナポレオンハットのような頭のオス。頭の緑色が目を引きますが、飾り羽のように見える白黒の長い三列風切羽がとっても綺麗でした。
池のあるエリアを後にしようとした時に、案内してくださった知人が珍しい鴨がいる!と大興奮。
ホシハジロのメスと仲良く泳ぐメジロガモのオス❣️
混血の個体かもしれないとのことでしたが、白い目と明るい茶色の頭と胴体が目を引くカモでした。
遊水地の中の葦原では、カワラヒワやカシラダカの群、オオジュリン、ジョウビタキ、モズ、アオジ、ツグミ、シジュウカラ、シメなどを観て、渡良瀬を離れました。
遊水地を出て、しばらく田んぼの中の農道を走ると…
チョウゲンボウが車の横でホバリングのサービスを何度もしてくれました。動画を撮ればよかった〜😢
この田園地帯では、ニュウナイスズメの集団とミヤマガラスの集団とその中に混じるコクマルガラスの未成鳥1羽を発見しました❣️
ニュウナイスズメ
ハシボソガラスと混じるミヤマガラス、嘴の基部が白っぽい
コクマルガラス、ミヤマガラスの群れの中でも一際小さい
どれも地味なので、自分たちだけでは認識出来そうにないですが、教えて頂いて、図鑑と比べながら観察すると、特徴がよく見えて感動しました🥹
6時間弱の探鳥
猛禽類7種を含め、50種超えの大収穫の1日でした♪
足尾銅山の鉱毒事件という悲しい歴史によって図らずも生まれた広い広い自然の宝庫の湿原。
多くの動物や鳥が暮らす大自然を感じることが出来る貴重な場所だと思いました。
トイレなどが整ったエリアもあります。
エリア内は車が必須。大型車は入れないようにしてありますので、要注意です。
撮影日 2025年1月26日