交流イベント開催のご報告

このたび、市内で活動する団体同士の交流イベントとして、ボーイスカウト流山第5団様とのコラボレーション企画「野鳥観察会 at 水鳥の池」を開催いたしました。

概要

項 目内 容
目 的野鳥を通じた観察力と探求心の育成、自然や生態系の理解(環境教育の推進)
日 時2025年2月9日(日) AM9:00~AM11:40
場 所水鳥の池、市野谷の森周辺
参加【ボーイスカウト流山第5団】
24家族

【流山野鳥同好会】
6名(きくニャン、サトシくん、大(dai)、とりじい、ふーさん、六甲おろし)

ハイライト

事前説明

はじめに、子どもたちに知っている鳥を質問しました。当初、ハトやカラスなどの身近な鳥どまりではないか?と想像していましたが、ルリビタキやオオルリ、カッコウなど、流山では珍鳥となる鳥名が次々と出てきてびっくりしました。なかには、オオタカやカワセミを見たことがあるという強者もいました。さすが、ボーイスカウトの皆さんは一味違うなと唸りました。そうして、子どもたちの元気な声を聞いているうちに、少しでも多くの鳥を見せてあげたいとの意を強くしました。

説明している最中に、突如トビが現れて上空を帆翔しました。 肉眼でも十分に見れる高度であったため、みなでその雄姿を堪能しました。「いってらっしゃい、楽しんできてね!」とエールを贈られてる気がしました。

STAGE
1

道具の使い方と注意事項

カワセミのフィギュアを遠くに設置して、スコープで覗きながら使い方を練習しました。
双眼鏡やスコープのピントを合わせてカワセミの特徴を学びます。初めて触れるスコープに、子どもたちも悪戦苦闘です。

STAGE
2

観察会開始

市野谷の森沿いを歩きながら、チームごとに鳥たちを探します。ヒヨドリ、メジロ、ハクセキレイ、モズ、シジュウカラ、アカハラなどに出会うことができました。各チームでは、5年生がリーダーを務めてチームをまとめてくれたおかげで、バラバラになることなく円滑に進行できました。さすが、ボーイスカウトの活動で野外活動に慣れているだけあって、感心するばかりです。

STAGE
3

水鳥の池へ

水鳥の池では、風速10m/s近い強風が吹き荒れたこともあり、鳥たちもじっとしていたのか期待したほど姿を現してくれませんでした。アシ原の隙間から、身を潜めたマガモ、コガモ、カルガモ、オオバン、カイツブリ、ダイサギ、コサギ、アオサギなどの水鳥を観察することができました。B,Dチームでは、ラッキーなことにタシギを観察できたようです。

STAGE
4

観察会終了

わくわくの森に戻り鳥合わせを行いました。普段同好会で使っているチェックリストとは一味違う、ボーイスカウト流山第5団用特製の写真入りチェックリストです。

探鳥をする上であまり良いコンディションとは言えませんでしたが、計23種とまずまずの観察結果となりました。鳥合わせをしている最中に、エナガの群れがやってきました。
「今日はおつかれさま。また見にきてね!」

STAGE
5

事務局よりひと言

当会にとって初めての交流イベントとなりました。無事に終了できたのは、ボーイスカウトとバードウォッチングの親和性の高さもさることながら、子どもたち一人ひとりが好奇心旺盛に探鳥を楽しんでくれたこと、そして隊長ならびにご家族の皆さまのご尽力のおかげです。ご参加いただいた皆さま、この度は誠にありがとうございました。

当会は、野鳥の観察を通じて自然に親しみ、市民の皆さまに自然を尊重する心を育み、人と自然が共生する社会に貢献することを目的として活動しています。今後も、市内の団体様とのコラボ企画を通じて、より多くの市民の皆さまに流山市の野鳥の魅力を知っていただくきっかけとなれば嬉しく思います。